調べてみよう!
上越市の人口統計が2020年中に19万人を切りそう…子の将来を真剣に考える。
上越市内で最近あまり景気の良い話を聞きません。昨日は待望の雪が降ったものの、暖冬による経済への影響は小さくなさそう。
良いニュースは、「直江津に無印出店」「高田にスタバ出店」ぐらい??どちらも大手企業の直営店。すごく楽しみなものの、社会情勢が不安になるほど知名度の高い企業が強いので、企業統合やフランチャイズ化が進むかも。
やはり人口減がもたらす経済状況の変化は計り知れないですね。そんな中、twitterで気になる投稿を見つけたのをきっかけに上越市の人口統計を調べてみました。
日本の将来の人口推移予測
内閣府のデータで悲観論でもなんでもない。現実 https://t.co/6PSxvswfhQ pic.twitter.com/v9d1f2OLje
— Isseki Nagae/永江一石@「虎の穴」 (@Isseki3) February 4, 2020
永江さんは幼少期に直江津にいたことのある方。現在はストラテジストとして企業のマーケティングやWEBコンサルティングをしています。以前、姉妹サイトで記事にした際に紹介いただきバズりました。
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永江さんが警鐘を鳴らすことは、このままの低位出生率だと
- 今までの10年で400万人減った
- 今度の10年で800万人が減る予測
- さらに10年後には1,000万人が減る予測
- そして、人口の半分が高齢者となる
ということです。
[blogcard url=”https://www.landerblue.co.jp/48612/”]
これは日本全国のことなので、地方はさらに減るでしょう。昨今でも上越市では働き手がいないと騒がれているのに、加速度的に人口が減ったらどうなってしまうのかしら。
とても心配になったので、上越市役所が公開している人口統計や予測を確認したところ、、、
2020年に上越市の人口が19万人切りそう
上越市のHPで人口統計(住民台帳に基づく)が公開されています。それによれば令和2年2月1日時点では、人口が「190,949人(前月比-248人)」とあります。
直近の人口推移(上越)
まだかろうじて19万人以上いますが、過去の統計をみてみると。。。
毎月着実に減っています。資料は平成28年7月より統計がありますが、増えたのは平成28年8月(9名増)と令和1年5月(26名増)2回だけです。
平成の大合併(平成17年、2005年)時は、上越市人口は208,082人だったらしいので、この15年で約2万人が減ってしまったようです。すさまじい。。。
人口減の内訳
上越市は情報はかなり揃っているんですね(涙目)。人口減について内訳も公開されています。
自然増減
出生と死亡のみの統計です。言うまでもなく出生数より死亡数が上回っています。ちなみに直近1年の月出生数は平均で105人(年1,254人)、月死亡数は平均で215人(年)でした。
社会増減
転入、転出のみの統計です。転入はおそらく転勤によるもの、転出も同じく転勤も含まれますが進学数が多く締めていそう。毎年4月に転出数が多いのは他市他県への進学の理由かな。直近1年の月転入数は平均で348人(年4,179人)、月転出数は平均で417人(年5,005人)でした。
直近1年だと、自然増減と社会増減合わせて「2,001人」が減っています。2020年中にどう考えても人口19万人は切ってしまいそうですね。。高齢化もあるからもっと減るだろうけど。。。。
上越市が発表している将来の人口推移
上記は、上越市が2019年9月に発表したもの。将来予測によれば、25年後(令和27年)には人口が約14万人になってしまい、現在と比べると約5万人減るようです。おそらくこのデータは、平均自然増減数、平均転出入数を係数でかけたものなので、割と甘い予測のような気がします。転出数とかもっと増えそうだなぁ。
子供の将来を考えてみる
最近生まれた子が成人前後が「令和22年(20年後)」とした場合、現在の状況と比較すると、
- 上越市の総人口 :約15.3万人(19%減)
- 高齢層(65歳以上):約5.9万人(5%減)
- 労働層(15~64歳):約7.7万人(26%減)
- 若年層(0~14歳) :約1.6万人(27%減)
となるようです。高齢層にボリュームが維持されているので20年後も微減な一方で、少子化と転出の影響で労働層と若年層が大幅に減ります。
学校が一部閉鎖?クラスも減る?
現在、上越市内の小学校は50校ありますが、さすがに少子化の影響で一部が閉校してしまうかもしれません。もしくはクラスが減りそうです。私の時代の小学校は3クラスありましたが、20年後は1~2クラスになるのかな。
留学が増えるかも
諸外国は国内情勢や将来が不安だと、子供を早くから海外留学させるようです。日本全体でも同じような人口減を迎えると、小中学校からの海外留学が一般的になるかも。将来の就職もかねて、距離も近く、勢いのある東南アジアや中国あたりが増えてしまいそう。
最近は、私のお客様の中でもアジア圏に海外留学(大学)している方が増えてきました。すでにその流れは始まっているのかもしれません。
子供の必須スキルは語学なのか
仮に海外留学をするとしたら、どんな教養やスキルが必要なのかは本当に未知数。でも現在のような一般的な勉学(数学、国語、英語etc)が海外で通用するのかな?プログラミングが必修科目になりますが、どうなんだろ。
外国語はある程度必要だと思います。とくに英語。自動翻訳AIが出てくるかもしれませんが、AIはジョークなどのコミュニケーションはとれませんからね。上越市内の英語塾は年々生徒数が増えているようですよ。
自分の子には「やりたいこと」をさせてあげたい
いくら考えても将来のことはよくわかりません。未知数過ぎる。。。でも自分の子には幸せになってもらいたいという前提を大切にするのであれば、自分の子には「やりたいこと」「興味があること」を伸ばしてもらいたいです。
1年ほど前にNHKの情熱大陸で探求学舎「子供が輝く魔法の授業」という子供の好奇心に火をつけることを目的とした塾【探求学舎】の紹介がありました。動画を見ればわかりますが、生徒たちは自らが興味を持ったことに熱狂して取り組んでいる姿を見るたびに、自分の子もこうなってもらいたいなぁと思っています。
現在は東京に行かずとも、オンラインで授業を受けることができるようです。自分の子にはまだ早いですが、いつかこの授業は受けさせてあげたい。愛娘が「あたし、化石が好きなの!」とか言われても両手広げて受けとめてあげたい。
いいなぁ~。自分も子供のためにこうゆう仕事がしたいです。
激動の時代がはじまりそう
少子高齢化は聞いたことはありますが、真剣に向き合ってきませんでした。しかし、調べれば調べるほど、今後の10~20年は変化が激しそうです。
その中でも子供ために「何ができるか」「親として何をすべきか」を日々考えていこうと思います。決してネガティブになり過ぎず、前向きに明るく子育てしたいです。