調べてみよう!
【上越】夫の育休がとれる企業って上越にあるの??
小泉進次郎さんが「大臣任期中に育休をとる」ということで賛否両論が起きているようです。私は男性育休に大賛成の立場です。
先日、尊敬する地元の食品メーカー社長様とお話した際に、「家庭円満であることは、仕事の効率や満足度が上がる!」という話を伺い、なるほどと思いました。家庭でギスギスしていると、仕事に響くのは経験があります。。。
そんなこんなで、今回は男性の育児休暇について調べてみました!
トップが育休を取ることの意義
世間では育休を取ることに反対というよりかは、大臣である進次郎さんが仕事を中断して休みを取ることに一部批判が出ているようです。
でもトップが率先して育休とらないと、従業員は絶対とりにくいです。批判をくらうのを覚悟でよく決断した~と思います。ちなみに三重県知事が2回育休をとったら、県庁職員の育休取得率が激増した実績があるようです。
実際、大臣が育休取得を公表後、MOE内の職員もこぞって育休を取得していると聞くし、三重県でも知事が取得するようになって職員の取得率が3割を超えているし、トップが取るとその下も取りやすくなるのは事実のようだ。 https://t.co/1lPxUkbanP
— りばー (@river_the_ring) January 26, 2020
市役所が模範となることの意義
「育児休暇は民間から!」「これだから市役所は!」みたいな意見がありそうですが、別に官民どちらが先でも良いと思います。
そもそも市役所はある意味地方の大企業並みに従業員(公務員)がいます。例えば、上越市役所は平成30年度の職員数は「1,885名」(短時間勤務者除く)います。その中で40歳未満の職員(男女合計)は「670名」。こんなに子育て世代(予備軍)を抱える企業は上越市にあるのかな?上越市役所が率先して行う社会的意義はあると思います。
上越市役所の取得率
上越市役所の取得率もホームページ上にありました。平成25年度のものですが、取得率は衝撃の「5.4%」。H25年度の情報なので、現在はもっと上がっていると思いますが、三重県と比べて道は長そう。
上越市の企業はどうなの?
ハローワークのネット検索&電話で問い合わせ、GoogleやSNSの検索で調べましたが、まったく見つからない。。。
でも、1社だけ情報を見つけました!
新潟県が推進する「新潟で はたらく・そだてる・応援する」というサイトで子育て支援する企業の情報がありました!!!
株式会社ナルス 様!!
育休取得率は不明ですが、男性育休認知のための取組みや育児短時間勤務の推進を行っているようです。事例紹介や体験談発表での社内共有は素晴らしいです。
しっかりと「男性育児休暇」というワードで制度を紹介しているのはナルスのみでした。
[blogcard url=”http://www.hapiny.niigata.jp/childrearingsupport/corporation/000160.html”]
また、新潟県の認定する「イクメン応援宣言企業」に株式会社桐朋(広告業)、株式会社トラスト(建設業)という企業様も登録がありますが、取り組み詳細は記載ありませんでした。
まだ認知段階、でも企業にとってはチャンス
上越市役所はじめ、上越市内の企業でも「男性育休」は認知段階のようです。小泉さんをきっかけにして全国的に育休取得率に影響があると良いですね。
でも、市内の企業にとって「他がやっていない」のはチャンスです。人材不足で苦しい企業にとって、福利厚生として「男性育休」をPRするのは採用に効果的です。だって、本当に導入している企業ないんだもん!!!他社との差別化って大切です。
さまざまな育休活用、助成金活用
完全なる長期休暇が難しい場合は、「育休時の短時間勤務」という制度もあります。これは従業員とっても、給与と育休手当の同時収入があるため生活も安定します。
また、企業にとって男性育休時に助成金(出生時両立支援コース)を申請することができるので、臨時社員や他社員への手当として支払うこともできます。最近、助成金を勉強していますが、「働き方改革」関係は本当に多いです。
まとめ
民間レベルだと男性育休への取り組みがまだ浅いと感じました。これを改善するには時間がかかりそうですが、小泉進次郎さんが起こす育休ムーブメントがあれば変わるかもしれませんね。でも、まずは市役所は頑張ってもらいたい。
弊社の若手社員(男性未婚)にいつか子供が生まれたら、育休とれるように今から全力で整備しよう。